2011年1月27日木曜日

政府発表の物価上昇率に「真実反映していない」の声多数=中国

 中国政府?国家統計局は12日、「2010年4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2.8%の上昇だったと発表した。が、インターネットでは「真実を反映していない」などの意見表明が相次いだ。チャイナネットが報じた。

 CPI上昇率2.8%は2008年11月ぶりの記録更新。それでも、「穏健な数字」と受け止められているが、「インフレ圧力の実際を反映していない」との見方が相次いだ。

 食品価格の上昇が著しいことから、「野菜価格の上昇は、今後も長期にわたる」と論じた投稿もある。中国が都市化?工業化を進めているため、農産物の価格上昇は避けられず、各種の天災や人災が、追い討ちをかける場合もあると主張した。

 不動産価格も全国的には下落しているが、一部地域では上昇している。CPI算出時の不動産価格の比重はそれほど大きくないが、「近い将来、不動産価格の高騰が、CPI上昇率を危険水準の3%以上に押し上げてしまうだろう」との見方も寄せられた。

 卸売物価指数(PPI、生産者物価指数)が6.8%で前月比で0.9ポイント上昇したことから、今後、中国がインフレ局面を迎えることを確実視する意見もある。(編集担当:如月隼人)

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引用元:石材販売、石材情報の専門サイト

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